首長居館跡

 菅原東遺跡では首長居館とみられる遺構が検出されました。この遺構検出面の標高データをもとに、ESRI社ArcGISを使い、首長居館跡の3次元モデルを作成し、視覚的に遺構の様子がわかるようにしました。

遺構平面図
奈良市埋蔵文化財調査センター提供『菅原東遺跡257-3次遺構平面図』
GISソフトウェアで標高データを作成
首長居館跡3次元モデル
遺構検出面3次元モデル

 濠に囲まれた方形区画の規模は、東西約50m、遺構北側が未検出のため詳しいことはわかりませんが、南北は38m以上あります。また、居館をめぐる濠の幅は約6mあり、南濠の中央に陸橋のような遺構があります。